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【2024年度版】太陽光発電ってどうなの?電気料金削減に損得か徹底解説

住宅用太陽光発電ってどうなの?売電単価安いし、設置しても損しないの?得するの?と悩んでいませんか?電気料金は下げたいけど、太陽光発電ってどうなのか気になる方は多いのではないでしょうか。

こんな悩みを持っている方

・太陽光発電ってどうなの?

・仕組みやメーカーが知りたい

・メリットデメリットは?

・価格はいくらぐらいするの?

・補助金はあるの?

そんな不安を抱えている皆さんに、少しでも問題解決できるように分かりやすく住宅用太陽光発電について解説していきます。

管理者
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この記事の信頼性
太陽光業界に2009年から活動いる運営者(営業・2種電気工事士)が、メーカーや販売業者、商社から色々情報を入手して、太陽光発電の勉強をしたい人向けに、失敗しない太陽光発電導入方法の解説をしています。

この記事は、住宅用太陽光発電の基礎知識から太陽光パネルメーカー、メリットデメリット、価格などをお伝えしていきます。

この記事を読むメリット
この記事を読んで頂ければ、住宅用太陽光発電の知識が付き、電気代の削減、固定費の削減に繋がって上手に太陽光発電を検討することができるでしょう。

住宅用太陽光発電は今から設置しても遅くはないです。売電単価は下がっていますが、導入コストも下がっている為、まだ太陽光発電の効果は十分ありお得です。しかも電気料金が高騰している状況で、住宅用太陽光発電の普段は増加しています現在でも太陽光発電は10年以内で元が取れています。太陽光パネルメーカーはたくさんありますが、日本で導入率の高い16社の中から選択すれば問題はないでしょう。ただもちろんメリットデメリットはありますので、誰もが設置するべきとは言いませんデメリットも理解した上で検討してみましょう。住宅用太陽光発電の価格は安くなってきておりますので、参考にしてみてください

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住宅用太陽光発電とは自家発電機

住宅用太陽光発電とは、住宅に太陽光発電を設置して太陽の光エネルギーを取り入れて、交流電力に変換することで、家庭内で電気を使用することができる自家発電機になります。

システム構成

まずは全体像を把握するために、太陽光発電のシステム構成を見てみましょう。

(出典:JPEA)

太陽電池モジュール(太陽光パネル)

太陽の光エネルギーを取り入れて電気に変換する装置になります。

接続箱

太陽光パネルからの直流配線を束ねて1本にまとめ、パワーコンディショナに送るための装置になります。

パワーコンディショナ(パワコン)

太陽光パネルで発電した直流電力を家庭内で使えるように交流電力に変換するための装置になります。また停電が起きるとシステムは自動停止しますが、発電ができる状態であれば、自立運転機能に切り替えると発電した電気は自律コンセントを通して利用することが可能です。

電力モニタ

電力モニタは発電量や消費電力量などを表示する装置になります。ご家庭の電気の使用状況が見えるので、節電意識にも繋がります。

分電盤(ブレーカー)

家の配線に電気を分ける装置になります。

スマートメーター(電力量計)

電力会社から電気を買った量・売った量などを計量するメーターになります。従来は検診の方が見にきて把握していましたが、2016年から随時スマートメーターに切り替わってきています。

蓄電池【オプション品】

蓄電池は、太陽光発電で発電した電気や電力会社の電気を溜めることができる機器になります。電力会社から買う電気を減らしたり、昼間のピーク電力を減らすことによって電気代の削減につながります。また、夜に停電になっても電気が溜まっていれば停電対策にもなります。

V2H【オプション品】

V2Hは、電気自動車(EV車)に電気を充電したり、電気自動車(EV車)の電気を家庭に放電することができる機器になります。イメージとしては動く蓄電池。太陽光発電で発電した電気や電力会社の電気を溜めることもでき、停電対策としても利用可能です。

太陽光パネルの設置方法

太陽光パネルは基本的に建物の屋根に設置していきますが、さまざまな屋根に設置することができます。

太陽光パネルを屋根に設置

住宅用太陽光発電で一番多いのが住宅の屋根に設置する方法です。屋根材の上に架台を取り付け、その上に太陽光パネルを設置していきます。

主な屋根材
和瓦、平板瓦、、ガルバニウム鋼板、カラーベスト、陸屋根、折板

太陽光パネルをカーポートに設置

太陽光パネルをカーポートに設置する方法です。主に住宅の屋根に乗せれなかったり、乗せれるシステム容量が小さいので、カーポートに乗せていく考え方が多いです。また屋根の上には太陽光パネルを乗せたくないという方もカーポートならという方もいます。

屋根材一体型になった太陽光パネル

屋根材一体型になった太陽光パネルは新築時に設置する方法になります。見た目にこだわりたいという方が多いイメージです。

住宅用太陽光発電の仕組み

住宅用太陽光発電の仕組みについて解説していきます。太陽光発電は、屋根に取り付けた太陽光パネルが太陽の光エネルギーを取り入れて直流電力を生み出します。しかし、家庭内の電力は交流電力なので、そのままでは電力系統や売電することはできません。なのでパワーコンディショナで直流電力を交流電力に変換することによって電気が使えたり売電することができます

太陽光発電の発電量

太陽光発電で重要なのが発電量です。発電量とは太陽光発電で作った電気のことは「発電量」と呼びます。発電量が少ないと家庭内で使える電気も少ないですし、発電量が多すぎると余る電気が多くなってきます。

発電量に左右される項目
・太陽光パネルの枚数やW(ワット)数
・日射量(太陽光エネルギーの量)
・季節や天候(気温)
・周辺の環境(電柱・建物・山等)

上記の項目によって発電量は変わってきますので、あらかじめ太陽光発電の工事業者に相談し、発電量のシミュレーションを出してもらいましょう。

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太陽光発電の売電量

太陽光発電の売電量とは、太陽光発電の電気を家庭内で使用し、使いきれずに余った電気のことを「売電量」と呼びます。

売電量の計算式
発電量-自家消費量=売電量

売電量は上記のような計算式になりますので、たくさん自家消費をすれば売電量は少なくなり、自家消費が少なければ売電量は多くなります。

売電単価の推移

売電量があった場合は、いくらで買い取ってもらえるのか気になりますよね。2022年(令和4年)に電力会社から系統連系の許可を受けたものは1kWhあたり17円で買い取ってもらえます。売電単価が決まるのは、太陽光発電を設置した日がいつなのかではなくて、系統連系の申請をした年がいつなのかで売電単価は決定します。そして設置した日からが買取期間の始まりです。

売電単価の推移(10kW未満)
年数期間売電単価
〜2009年(平成21年)10月電力会社が自主で買い取り系統電力と同程度(約24円)
2009年(平成21年)11月〜10年間48円
2010年(平成22年)10年間48円
2011年(平成23年)10年間42円
2012年(平成24年)10年間42円
2013年(平成25年)10年間38円
2014年(平成26年)10年間37円
2015年(平成27年)10年間33円(出力制御なし)
35円(出力制御あり)
2016年(平成28年)10年間31円(出力制御なし)
33円(出力制御あり)
2017年(平成29年)10年間28円(出力制御なし)
30円(出力制御あり)
2018年(平成30年)10年間26円(出力制御なし)
28円(出力制御あり)
2019年(令和元年)10年間24円(出力制御なし)
26円(出力制御あり)
2020年(令和2年)10年間21円
2021年(令和3年)10年間19円
2022年(令和4年)10年間17円
2023年(令和5年)10年間16円
2024年(令和6年)10年間16円
2025年(令和7年)10年間15円
2026年(令和8年)未定未定

FIT制度(固定価格買取制度)

では、なぜ買い取ってもらえるのかも解説していきます。余った電気を高く買い取ってもらえるのは、FIT制度(固定価格買取制度)があるからです。

FIT(Feed In Tariff)制度とは、再生可能エネルギーの普及を目的とした制度になります。なので、太陽光発電や風力発電、水力発電等で作られた電力を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取るように国が定めた制度で、住宅用太陽光発電の買取期間は10年で2009年11月にスタートしました。

そして、2019年から続々とFIT制度が終わるご家庭が出てきています。これが「卒FIT」と言われています。

選ばれている太陽光パネルメーカーは17社

では太陽光パネルメーカーってどこがあるのか気になることでしょう。太陽光パネルメーカーは無数にあるので、ここでは日本で選ばれている太陽光パネルメーカー16社を紹介します。

人気太陽光メーカー17社
メーカー特徴

シャープ
1959年から太陽光発電の開発をしてるパイオニア。実績も信頼も抜群にあります。
【サイズ:多い,発電量:良好,保証:優秀】

パナソニック
SANYOを買収して「HIT」という業界トップクラスの発電量を実現。現在は海外メーカーのパネルをOEM。
【サイズ:多い,発電量:良好,保証:優秀】


京セラ
京セラは、半世紀近く太陽光発電に携わってきたメーカーです。提携ハウスメーカー限定商材が多いので、新築向けになってきます。
【サイズ:多い,発電量:普通,保証:普通】

長州産業
長州産業は国内メーカーで唯一「Made in Japan」。太陽光業界では主力メーカーになります。
【サイズ:多い,発電量:良好,保証:優秀】

ソーラーフロンティア
「CIS太陽電池」という化合物系の太陽光パネルには、熱に強い、実発電量が多い、コストが安いといったさまざまなメリットあります。
【サイズ:少ない,発電量:良好,保証:優秀】

ネクストエナジー
ネクストエナジーは、国内の太陽光パネルメーカー。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:普通】

エクソル
国内の太陽光メーカーで、サプライヤーとしての顔もあります。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

リクシル
LIXILエナジーが太陽光事業を運営しており、モジュールはサンテックパワー製になります。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:普通】

カネカ
「美観と品質」にこだわりを挙げており、高いデザイン性の太陽光パネルを製造。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:普通】

Qセルズ
韓国の大企業「ハンファ・グループ」で、日照量が少なくても発電効率が高い製品を製造しているのが特徴。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

カナディアンソーラー
本社はカナダで世界中から支持されています。低価格でありながら、品質の高さが特徴。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

サンテック
中国で創業した企業。日本市場に早くから参入し、リーズナブルで業界で先駆けて25年出力保証を打ち出す。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

トリナソーラー
中国で1997年に設立されたソーラーパネルメーカー。PV製品、EPC、O&Mの製造、販売、研究開発を行っています。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

ジンコソーラー
中国の上海に本社を置くソーラーパネルメーカーです。010 年にニューヨーク証券取引所に上場
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

JAソーラー
上海のソーラー開発メーカーになります。太陽電池および太陽電池モジュール製品を設計、開発、製造、販売。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】

インリーソーラー
中国に拠点を置く太陽光パネル製造会社になります。インゴットの生産からパネルの組立てまで自社完結。
【サイズ:少ない,発電量:普通,保証:優秀】
サイズ
各メーカーの太陽光パネルのサイズは異なります。屋根によって設置できる太陽光パネルの大きさは決まっているため、屋根の形に適した太陽光パネルを選ぶことが重要です。
発電量
太陽光パネルの種類によって発電量は変化することがあります。曇りや雨が多い地域なら天候に強いメーカーを選んだり、気温が高い地域なら高温に強い太陽光パネルの選択をしていくことが大切です。
保証
太陽光発電を長期運用するためには保証選びも大切になってきます。長年使用すると発電量が下がったり、故障することもあるので、故障などした時に無償で修理や交換をしてくれるメーカーを選びましょう。

2023年度に太陽光パネルメーカーの総出荷ランキング

2023年における日本国内の住宅用太陽光発電のランキングは、1位長州産業、2位Qセルズ、3位シャープになります。長州産業は、メイドインジャパンでコストパフォーマンスに優れています。またQセルズは、圧倒的にコストが安いにです。シャープは、コストは割高ですが性能は他のメーカーに比べて高いのが特徴。

2023住宅用太陽光シェア

おすすめの太陽光パネルメーカー

おすすめの太陽光パネルメーカーも気になりますよね。ここは管理者の個人的意見になりますので、参考程度に載せておきます。

シャープ
シャープは1959年から太陽光発電の開発をしてるパイオニア。実績も信頼も抜群にあります。製品自体は申し分ないですが、他メーカーと比べると価格は高いですが、長い目で見ると価値ある製品です。
長州産業
長州産業は国内メーカーで唯一「Made in Japan」になります。あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、太陽光業界では主力メーカーになります。実はハウスメーカーも取り入れています。
パナソニック
パナソニックは誰もが知っているメーカーです。SANYOを買収して「HIT」という業界トップクラスの発電量を実現しています。
ネクストエナジー
ネクストエナジーは、国内の太陽光パネルメーカーです。コストが安いので、海外メーカーを選ぶならネクストエナジーと言えるでしょう。
京セラ
京セラは、半世紀近く太陽光発電に携わってきたメーカーです。既設住宅に設置というよりは、提携ハウスメーカー限定商材が多いので、新築向けになってきます。

住宅用太陽光発電のメリット

住宅用太陽光発電ってどんなメリットがあるのでしょうか。メリットが分からなければ前向きに検討できないですよね。住宅用太陽光発電のメリットは9つあります。

メリット9選

  1. 枯渇することがない
  2. 電気代が削減できる
  3. 電気代高騰でも安心
  4. 収入源になる
  5. 発電しているときは電気が使える
  6. 環境に優しい
  7. 停電時でも電気が使える
  8. 昼間の電気代が高騰しても安心
  9. 電気自動車にも充電できる

その中で外せないメリットを3つ解説していきます。

電気代が削減できる

太陽光発電で発電した電気はご家庭で消費できますので、電気代が削減できます。太陽光発電が発電している時は、電力会社から電気を買わずに太陽光発電の電気を使うことができますので、その分電気代の削減に繋がります。

収入源になる

太陽光発電で発電した電気が余れば電力会社に売ることができます。そうすることで収入源に繋がってくるのです。国が定めた売電単価で10年間買い取ってもらえるので安心して導入することができるでしょう。毎年、売電単価は下がってきていますので、どうせ導入するお考えがあるのなら早めに申し込みした方がお得になります。

電気自動車にも充電できる

実は、太陽光発電で発電した電気は電気自動車にも充電ができるのです。これからは電気自動車の普及が加速していく中、燃料は買わずに太陽光発電で電気を作り電気自動車に充電することによって高いガソリン代を払う必要もなくなります。

住宅用太陽光発電のデメリット

では、住宅用太陽光発電にデメリットはないのでしょうか?メリットばかりではありません。メリットがあればデメリットもあります。

デメリット7選

  1. 設備の導入コストがかかる
  2. メンテナンスが必要
  3. 発電量が天候に左右されやすい
  4. 雨漏れのリスクがある
  5. 住宅屋根の条件が付いてくる
  6. 性能の低下
  7. パワーコンディショナの交換

デメリットも3つに絞ってみましたので解説していきます。

設備の導入コストがかかる

太陽光発電システムを設置するに当たって導入コストがかかってきます。毎年、売電価格は下がってきていますが、その分太陽光発電システムの導入コストも下がってきておりますので、今ではほとんどリスク無く導入することができる状態になっています。

発電量が天候に左右されやすい

太陽光発電は日射量によって発電量が変わってきますので、天候が悪いときには発電量は落ちます。また季節によっても発電量は変わります冬場は日照時間が短いのでその分発電量も少なくなりますし、梅雨の時期は雨が多くなり発電がなかなか見込めません。しかし1年中天候が悪いというわけでもありませんので、年間通してみれば充実した発電量は確保できます。

パワーコンディショナの交換

太陽光発電を設置すればパワーコンディショナの交換時期はみておく必要があります。パワーコンディショナは基本的に保証が15年ついているので、15年間は安心できますが20年、30年太陽光発電を稼働さそうと思ったらどこかのタイミングで交換する時期は来ますので、交換費用はみておきましょう

住宅用太陽光発電と蓄電池の相性は良い理由

住宅用太陽光発電を考える際に蓄電池はどうなの?相性良いの?と気になる方は増えてきています。正直、相性は良いです。太陽光発電だけだと、昼間の電気代は安くなりますが、夕方以降は発電しないので、削減に繋がりません。そこに蓄電池があれば貯めておいた電気を使うことによって夜も電気代の削減に繋がってきます。ですから電気を一番使用する時間帯に自家消費できるので太陽光と蓄電池の組み合わせは良いでしょう。

太陽光発電と蓄電地の仕組み

太陽光発電と蓄電池を同時導入した場合の電気の仕組み(使い方)ですが、基本的には2つのモードを使い分けていきます設置してから10年以内使い方と10年以降の使い方です。

設置から10年以内の使い方(経済性モード)

出典:シャープ

太陽光発電と蓄電池を同時導入してから10年までの使い方は、経済性モードと言って経済効果を高く出す使い方になります。太陽光発電で作った電気は、まずご家庭で自家消費していき、使いきれずに余った電気は売ります(売電)。次に蓄電池に関しては、夜間の安い電気を充電し、太陽光発電で賄えない時間帯に電気を使っていきます(放電)。

10年以降の使い方(クリーンモード)

出典:シャープ

太陽光発電と蓄電池を設置して10年以降の使い方は、クリーンモードという自給自足向けの使い方に切り替えます。太陽光発電で余った電気は、売る(売電)するのではなく、蓄電池に貯めていきます。蓄電池に貯めた電気は夕方以降の太陽光が発電していない時間帯に使うことで、自給自足することができるのです。

太陽光発電に蓄電池を設置するタイミング

太陽光発電と蓄電池を組み合わせるタイミングはいつが良いのでしょうか?タイミングって悩みますよね。実はベストなタイミングは4つの時期です。

ベストタイミング
①太陽光発電と蓄電池の同時設置
②卒FITを迎えたとき
③パワコンが壊れたとき
④補助金の公募があるとき

こちらの記事でベストなタイミングで設置した計算もしていますので、参考にしてみてください。

住宅用太陽光発電の工事会社

住宅用太陽光発電って実際どこで買えるの?と言うご質問も多いので解説しておきます。住宅用太陽光発電が購入できるお店は5種類あります。

太陽光が購入できる5つの店

  1. 家電量販店
  2. ハウスメーカー
  3. 訪問販売
  4. 太陽光発電販売店
  5. 太陽光発電特化型の地域販売施工店

良い工事会社の見極め方

良い工事会社ってどうやって見極めるの?と質問が多いので解説していきます。まず良い工事会社は安心感が違いますので、ぜひ知っておくだけでも良いでしょう。

良い工事会社の見極め7つのポイント

  1. 会社概要
  2. 知識や情報が豊富
  3. 見積もり内容が細かく説明が明確
  4. メーカーの品揃えが多い
  5. 自社施工・メンテナンスがある
  6. アフターフォローや保証内容が充実している
  7. 口コミ

営業マンに騙されないためのチェック項目

会社は良くても営業マンが・・・ってこともあるかもしれません。そういった時のチェエク項目も解説しておきます。正しい営業マンは、このチェック項目の反対のことを行っています。

5つのチェック項目

  1. 提案がライフスタイルに合っていない
  2. 良いこと(メリット)しか言わない
  3. メーカーの比較をしてくれない
  4. 補助金の説明がない
  5. 工事についての説明がない

口コミ

太陽光発電の工事業社は口コミ数や評判が良いのが特徴です。口コミや評判と言っても悪いことが書かれていたり、ただ単にコメントされていたりといった内容もあります。しかし優良施工業者は口コミ数はもちろん、口コミの内容が細かく書かれていたりします

住宅用太陽光発電の補助金について

住宅用太陽光発電の補助金は2009年から始まり2013年に終了しました。太陽光発電の普及拡大と設置費用が高額だったので補助金が出ていました。しかし、普及も進みコストも安くなったことから補助金は廃止。しかし、2021年は住宅用太陽光発電の補助金が再開しました。従来の内容ではなく自給自足がメインの補助内容です。

住宅用太陽光発電の補助金
年数補助額条件
2009年70,000円/kW購入金額による
2010年70,000円/kW購入金額による
2011年48,000円/kW購入金額による
2012年30,000~35,000円/kW購入金額によって異なる
2013年15,000~20,000円/kW購入金額によって異なる
2021年40,000円/kWFIT活用不可
2022年〜補助金なし-

2024年度にもらえる補助金

住宅用太陽光発電で2024年度にもらえる補助金はいくら貰えるの?という質問は、太陽光発電を検討されている方からたくさんきます。せっかく太陽光発電を導入するなら、少しでもお得に導入したいですよね。

2024年度の補助金は都道府県や市区町村の補助金があります。

都道府県や市区町村の補助金

2024年度にもらえる都道府県や市区町村の補助金は各自治体によって出ています。市区町村の補助金は、国とは別に各自治体が設定した内容で、住宅用太陽光発電に補助金を出しています。なので各自治体ごとで内容が違いますので、購入する前にお住まいの自治体が補助金を出しているか確認しましょう。

住宅用太陽光発電の設置費用にかかる4項目

住宅用太陽光発電の設置費用っていくらなの?とよく質問をいただきます。住宅用太陽光発電の設置費用はメーカーやシステム容量、工事内容などの項目によって異なります。ではどんな項目があるのか解説します。

設置費用にかかる4項目

太陽光発電の設置費用に関わってくる4項目を解説していきます。

製品費用

製品費用は各メーカーが発売している商品になります。メーカーによって製品の内容や特徴が違いますので、各メーカーによって金額は変わってきます。

太陽電池モジュール(太陽光パネル)

太陽電池モジュール(太陽光パネル)は、メーカーによって価格が異なります。また、メーカーの中でも松竹梅とラインナップを分けているメーカーもあります。あとは枚数と架台です。屋根に乗せる枚数や屋根材によっても架台が違いますので価格は異なってきます。

接続箱

接続箱はメーカーによったり束ねる線が増えると接続箱の種類も変わり価格も変わってきます。

パワーコンディショナ(パワコン)

太陽光発電のパワコンは屋内仕様と屋外仕様があります。屋内仕様の方が価格は安いですが、その分接続箱が必要になりますので、設置費用が増えます。逆に屋外仕様は価格が高い分、設置費用は安くなります。

通信ユニット(電力モニタ)

通信ユニット(電力モニタ)はメーカーや仕様によって価格は異なります。パワコンが屋内仕様の場合は、通信ユニットと電力モニタの設置が多く、パワコンが屋外仕様の場合は電力モニタのみの設置になってきます。

通信ユニット
モニタのみ

設置工事

設置工事は、商品をどこに設置するかによって費用が変わってきます。基本的に設置する商品は、太陽光パネル、接続箱、パワーコンディショナ、通信ユニット(モニター)になります。

太陽光パネル

太陽光パネルの設置工事は枚数によったり、屋根材によって設置費用は変わってきます。枚数が増えれば増えるほど価格は高くなっていきます。また、屋根の勾配がキツくなれば屋根足場が必要になってきますので、見積もりを取る場合は、事前に確認しておきましょう。

接続箱

接続箱は、基本的に屋外に設置していきます。新築住宅で太陽光発電を設置する場合は、屋根裏などに設置することも可能です。日頃触ることはありませんので、見えない箇所に設置するのも良いでしょう。

管理者
管理者

メンテナンスができる場所に設置することをおすすめします。

パワーコンディショナ

パワーコンディショナは屋外設置仕様なのか、屋内設置仕様なのかによっても設置費用は変わってきます。屋外パワコンの方が設置費用としては安くなることが多いです。

通信ユニット(モニター)

通信ユニットの場合は、通信機器を脱衣所や分電盤の近くの設置し、モニタはコンセントに届いて見やすい場所に設置していきます。モニタのみの設置の場合は、壁付けが多いので、インターホンリモコンなどの横に設置していきます。

電気工事

住宅用太陽光発電を設置する際は「電気工事」があります。工事内容にもよりますが、だいたい2~3名で行っていきます。

電気工事に必要な配線工事の内容は以下のとおり

・太陽光発電を使用するためのブレーカー取付工事

・直流電力を交流電力に変えるための配線工事

・交流電力をご家庭で使えるようにする配線工事

・通信ユニットやモニターの配線工事

・発電量などを計測する配線工事

申請費用

工事に関する費用は以上で、続いて事務的な費用になってきます。その中で、まず必要なのが申請費用になります。どんな申請が必要かと言いますと「電力申請」と「事業計画認定申請」になってきます。

電力申請

電力申請とは、各地域の電力会社との接続契約にかかわる申請の手続きになります。電力会社に申請すると電力会社の系統と接続して良いかどうかを調べてもらいます。許可が降りてきましたら国に申請していきます。

事業計画認定申請

事業計画認定申請とは、簡単に言うと国に申請する手続きになります。太陽光発電は国が定めたFIT(固定価格買取制度)がありますので、認定をもらう手続きになります。

補助金申請

補助金申請は、国の補助金や各自治体の補助金で提出方法が異なってきます。国の補助金は各自治体の補助金より提出書類が多いのです。複雑な申請になることが多いので、費用がかかっても業者に任せたほうが良いです。

住宅用太陽光発電の価格は安くなった

最後に住宅用太陽光発電って結局いくらするの?って気になりますよね。メーカーのパネルシリーズや枚数、工事内容が異なるので、正確な価格は出せませんが、各メーカーの相場価格(kW単価)をまとめてお伝えしていきます。

メーカーの相場価格
メーカー相場価格(kW単価税込)
シャープ(NQ,NU,NDシリーズ)21.0万円~30.0万円/kW
長州産業(G,Bシリーズ)17.5万円~30.0万円/kW
京セラ(エコノツール,フレックスシリーズ)26.5万円~37.0万円/kW
パナソニック(HITシリーズ)20.0万円~33.0万円/kW
ネクストエナジー(高出力タイプ)16.5万円~25.0万円/kW
エクソル(マルチバスバー)23.7万円~28.2万円/kW
ソーラーフロンティア(シリコン系)24.0万円~26.5万円/kW
リクシル(P,Kシリーズ)26.0万円~32.0万円/kW
カネカ(ヴィソラ,ソルティレックス,グランソーラーシリーズ)30.0万円~70.0万円/kW
カナディアンソーラー18.4万円~28.0万円/kW
Qセルズ22.5万円~28.0万円/kW
サンテックパワー25.0万円~28.5万円/kW
※独自調査で保証するものではありません【令和6年8月改定】

住宅用太陽光発電の平均相場価格

住宅用太陽光発電の平均相場価格もお伝えしていきます。住宅用太陽光発電の平均相場価格は127.5万円になります。平均相場価格に含まれる費用は「製品」「設置工事」「電気工事」「申請費用」「消費税」の全てが含まれた費用です。

太陽光発電 2024年度の相場価格 (住宅用)
平均設置容量平均相場価格(税込)1kWあたりの価格(税込)
5.0kW127.5万円25.5万円/kW
【参考資料】 調達価格等算定委員会|経済産業省 

住宅用太陽光発電の容量別の平均相場価格

容量別の平均相場価格は太陽光発電のシステム容量帯の平均相場価格になります。小さい容量帯の3.0kW前後の平均相場価格は98.1万円前後。中ぐらいの容量帯の5.0kW前後の平均相場価格は127.5万円前後。大きい容量帯の3.0kW前後の平均相場価格は154.0万円前後になります。

容量別平均相場価格(税込)1kWあたりの価格(税込)
3.0kW前後98.1万円前後32.7万円/kW前後
5.0kW前後127.5万円前後25.5万円/kW前後
7.0kW前後154.0万円前後22.0万円/kW前後
※独自調査で保証するものではありません【令和5年8月改定】

太陽光発電を安く設置する方法

住宅用太陽光発電を最安で設置する方法は、相見積もりを取ることです。太陽光発電は工事が伴ってきますので、設置業者によって金額は変わってきます。また販売業者が自社で工事するのと下請けに依頼するのでは、間でマージンが発生し、そこでも金額が変わってきます。また工事件数が豊富な設置業者なら手際よく工事がはかどり施工費も安くできたりします

その工事件数が豊富な施工会社を探すなら、タイナビで相見積もりを取って聞くと良いでしょう選び抜かれた販売施工店を最大5社まで見積もりを取ることが可能なので、良ければ活用してみて下さい

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監修

エコアドバイザー
『誠実さ・正直に・価値提供』という思いでみんエネ倶楽部を運営しています。営業経験やメーカーの情報、施工業者の情報など1次情報をはじめ、住宅用太陽光発電のお得な情報や正しい情報など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。住宅用太陽光発電のことでお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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